むし歯ができやすい「三大不潔域」を知っていますか?
皆さんこんにちは。
安曇野市穂高の歯医者、有明歯科です。
皆さんは、お口の「三大不潔域」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「三大不潔域」とは、お口の汚れが溜まりやすい3つの危険地帯のこと。そこを意識してケアすることで、効率よくむし歯や歯周病を防ぐことができます。
そこで今日は、「三大不潔域」を「対策」とあわせてご説明しましょう。
歯と歯の間
1つ目は、歯と歯の間です。
見た目にはすき間がない場合も、歯と歯が接触している部分に汚れ(細菌)が溜まるため、多くの方がむし歯になる場所です。
歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは落とせないことがわかっているので、1日に1回でも歯間ブラシやフロス(糸ようじ)を使うようにしましょう。
それだけでも、歯垢の除去率を3割ほど高められるといわれています。
歯と歯ぐきの境目
2つ目は、歯と歯ぐきの境目です。
ここは段差があるため、意識して歯磨きをしないかぎり、どんどん汚れが溜まってしまいます。
むし歯だけでなく歯周病も発症しやすい場所なので、しっかりケアしていきましょう。
対策は、歯ブラシをしっかり歯と歯ぐきの境目に当てて小刻みに動かすこと。
できれば歯ブラシを歯面に対して45度の角度で当てるとより効果的です。
もっと簡単な方法は、「ワンタフトブラシ」と呼ばれる細い歯ブラシを使うことです。
歯と歯ぐきの間をなぞるように動かすだけで、普通の歯ブラシが届きにくい部分をしっかりと磨くことができます。
奥歯の噛む面の溝
3つ目は奥歯の噛む面の溝です。
奥歯は食べ物をすり潰すために、反対側の歯と噛みあう部分が凸凹していますよね。この凹みの部分に汚れが溜まりやすく、よくむし歯になります。
とくに永久歯が生え始めたお子さまに多いむし歯がこれです。
対策は、歯ブラシがしっかり凹みにも当たるように意識すること。
小さなお子さまには難しいので、仕上げ磨きでしっかりフォローしてあげましょう。
前項でご紹介した「ワンタフトブラシ」もおすすめです。
また、歯科医院では「シーラント」と呼ばれる予防ケアを行っています。むし歯になりやすい奥歯の溝にプラスチックを詰めて、細菌の侵入を防いでくれるので高い予防効果があります。
まとめ
むし歯や歯周病はできる場所がだいたい決まっているため、その「三大不潔域」を知っておくことで効率よく予防することができます。
当院では予防に力を入れ、ていねいな歯磨き指導やシーラント、フッ素塗布などを行って皆さまのお口の健康をサポートしています。
有明駅より徒歩5分の「有明歯科」へお気軽にご来院ください。