外れたままにしないで❗️ 詰め物・被せ物
詰め物・被せ物は一生ものではありません。
歯科専用のセメントで歯とくっついているため、セメントが溶けるなどの原因で外れてしまうことがあります。
【お口は詰め物・被せ物に厳しい環境😣】
1️⃣噛む力
噛むことで、歯に繰り返し力が加わります。それによって、セメントの劣化や、詰め物や被せ物の破損、歯の破折などが起こることがあります🦷
2️⃣唾液
セメントは性質上、水分に弱いです💧
3️⃣細菌
むし歯の原因となる細菌🦠が歯と詰め物・被せ物のすき間から入り込んで、むし歯になることがあります。むし歯が進行すると歯が溶けて穴があくため、詰め物や被せ物が合わなくなります👿
外れたままにしないほうがいい理由☝️
•すぐに受診すると詰め物・被せ物がつけなおせることがある
セメントが溶け出しただけであれば、外れたものをつけなおすことができます。
•時間が経つとお口の中の状態が変化し、外れた詰め物・被せ物が入らなくなる😔
外れてできたすき間に周りの歯が動いてきたり、隣の歯との距離が変わってしまうことはよくあります🦷また、むし歯で溶けたり、歯が欠けることで形が変わることもあります。
•外れた部分の歯は欠けやすい💥
詰め物の治療では歯を削っているため歯が薄くなっているはずです。そのため歯自体の耐久性が弱まっています。
•むし歯になりやすい😱
歯の内部(象牙質)はもともとむし歯になりやすいのですが、その部分を覆っていた詰め物や被せ物がなくなってしまうと、よりむし歯のリスクが高まります。
•早めの治療でむし歯の広がりを抑えたい❗️
詰め物・被せ物が外れただけならまだよいのですが、むし歯が原因で外れたり、ときに歯の根にヒビが入って外れてしまうこともあります。そのままにしておくと、むし歯の範囲が広がることがあります😢
•噛み合わせが変わることがある
大きな被せ物が外れた場合、周りの歯の移動量が大きくなり、噛み合わせまで影響が及ぶことがあります。
⭐️受診までの間に注意したいこと⭐️
①なるべく固いものは避ける
詰め物・被せ物が外れた歯はもろく、折れやすくなっているため、その歯で固いものを噛むのはなるべく控えるようにしましょう。
②お口のケアをしっかり行う🪥
歯に汚れが残らないように気をつけましょう。ただし、歯が割れたりしないように歯ブラシを強く当てるのは避けましょう。フッ素配合歯磨き粉を使うことも重要です💡
③外れた詰め物・被せ物を捨てない
外れた詰め物・被せ物は捨てずに歯科医院へ持ってきてください。もしかしたらつけなおせるかもしれませんし、外れた原因も分かりやすくなります。
④自分でつけなおそうとしない!
まれに市販の接着材でくっつけてくるかたもいますが、絶対にやめてください。
体内への害はもちろんですが、それ以前に歯科専用の接着材以外では、唾液があるため絶対にくっつきません😥仮にご自分でつけようとすると、来院時に接着剤を取る工程が増えて、処置に時間がかかってしまいます。
詰め物・被せ物が外れたら、早めに受診してほしいですが、予約が取れなかったり、仕事などで難しいこともあると思います。もし外れてしまったら上の4つの注意点を気をつけつつ、早めに不具合を見つけてもらうためにも歯医者さんでの定期健診を行いましょう😊