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8:30~12:30 | ● | ● | ● | ★ | ● | ★ | × | × |
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★:木曜午前と土曜午前は8:30~13:30
休診日:木曜午後・土曜午後・日曜・祝日・年末年始・お盆
こんなお悩みがある方は、有明歯科までお早めにご相談ください。
歯が痛む
歯に黒ずんでいる部分がある
歯に小さな穴が空いている
冷たいものがしみる
詰め物・被せ物が外れた
むし歯が発生する原因には、主に以下の4つがあります。
●歯を溶かす酸を作るむし歯菌
●細菌が栄養とする糖分
●酸に溶けやすい弱い歯質
●時間の経過による菌の繁殖
むし歯は、むし歯菌が食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養にして繁殖することで酸を生み出し、歯を溶かす病気です。
糖分を好物としているむし歯菌は、ねばねばと粘着性のある物質を歯にこびりつかせながらどんどん増えていきます。
ねばねばの物質が塊になることで歯垢(プラーク)を作り、歯を溶かす酸を生み出します。
酸によって歯に含まれるカルシウムやリンが溶け出て、歯に穴が開くことでむし歯となってしまうのです。
初期のむし歯には、自覚症状がほとんどなく、歯が痛い、しみるなどの症状があらわれたときには、すでにむし歯が進行してしまっている可能性が高いです。
C0 超初期むし歯
むし歯菌が生み出した酸によって、歯の表面のリンやカルシウムが溶けだしている状態です。
歯の密度が薄くなっており、歯の表面のツヤがなくなったり、歯の溝が茶色く見えたりします。
高濃度のフッ素を塗布するなどで、溶けだしたリンやカルシウムが歯に戻る「再石灰化」を促せば、削らずに治せることも多いです。
C1 初期むし歯
歯の表面部分のエナメル質が溶けている状態です。
小さな黒ずみができますが、歯科医師の目でないと気付かない場合がほとんどです。
■自覚症状:
歯が痛んだり、しみたりといった症状はこの段階ではほとんどありません。
■治療:
感染部分を削ってむし歯菌が広がらないようにし、削った部分には歯科用プラスチックなどの白い詰め物をします。
C2 象牙質に達したむし歯
エナメル質の下にある、象牙質までむし歯が進行した状態です。
■自覚症状:
象牙質の下には歯髄と呼ばれる歯の神経があるため、痛みを感じたり、冷たいものがしみたりすることがあります。
■治療:
むし歯菌に感染した部分を削って、歯科用のプラスチックや金属、セラミックを使用して詰め物・被せ物を製作して穴を埋めます。
C3 歯髄に達したむし歯
エナメル質と象牙質のさらにその下にある歯髄(神経)までむし歯が進行した状態です。
歯の神経がむし歯菌に感染し、炎症が起こります。
■自覚症状:
歯の神経が直接刺激されるため、強い痛みが出ます。
歯肉や顎などが炎症を起こして腫れる場合も。
■治療:
感染した神経を取り除き、神経のあった部分を洗浄、薬を詰めて密閉する「根幹治療」を行います。
その後、被せ物をしてしっかり噛めるように補います。
歯が残せそうな状態であれば根管治療を行いますが、場合によっては歯を抜くしかないこともあります。
C4 歯冠が崩壊したむし歯
歯ぐきから出ている部分がむし歯によってなくなり、歯の根元だけになっている状態です。
■自覚症状:
歯の根までむし歯菌に感染することで、神経が死んでしまい、痛みは感じなくなります。
痛みがない場合も、放置すると菌が繁殖し続けて全身に影響を与えるリスクがあるので治療は必要です。
■治療:
残された歯の部分が少なく、根管治療は困難なため、抜歯して入れ歯やブリッジなどで歯の機能を補います。
保険診療でできるむし歯治療
● 銀色の詰め物・被せ物
一般的に「銀歯」と言われる、おもに「金銀パラジウム合金」という金属素材を使用します。
強度が高いうえ、保険が適用されるため比較的安価なのが特徴です。
時間の経過によって金属が錆びる可能性があります。
また、まれに歯・歯ぐきの変色や金属アレルギーを引き起こすことがあります。
● レジンの詰め物(レジン充填)
レジンの詰め物では、「コンポジットレジン」という歯科用プラスチックを使用します。
自然の歯に近い色の素材なので目立ちにくく、メタルフリーなので金属アレルギーになる心配がないです。
金属の詰め物と異なり、削る範囲が狭ければ一日で治療が終了します。
ただし、時間の経過によって色が変わって目立ってくることや、金属に比べて強度が弱く欠けたり割れたりする可能性があります。
自費診療でできるむし歯治療
● セラミックの詰め物・被せ物
陶器を使用した素材で、長期間自然な歯のような見た目を維持できることと、丈夫であることが特徴です。
メタルフリーで金属アレルギーのリスクもなく、歯垢が付きにくい・歯との親和性が高いことから、むし歯が再発しづらい素材としても知られています。
● ゴールドの詰め物・被せ物
金合金や、金とプラチナを混ぜ合わせた白金加金を使用します。
丈夫で銀歯よりも錆びにくく、アレルギーのリスクも低いです。
歯には、食事を楽しむ、はっきりと発音する、表情を豊かにするといった生活に欠かせない機能がたくさんあります。
むし歯の治療で詰め物・被せ物をしたとしても、食事を噛んだときの感覚や、丈夫さなどは自然な歯には敵いません。
また歯は、皮膚や髪の毛とは違い、一度失ってしまうと元に戻すことはできません。
自然な歯をなるべく長く使うために、むし歯の早期発見・早期治療が大切です。
むし歯は早期に治療を終わらせることで、患者さまに与える負担も治療にかかる費用も軽減できます。
初期のむし歯は自分では気付けないことがほとんどなので、まずは歯科医の目で現状を把握しましょう。
むし歯になりにくい正しい歯磨きの指導も行っていますので、どうぞお気軽に有明歯科にご相談ください。